ホームセンターなどに行くと、10kg1,980円のドライドッグフードを見かけることがあります。キロ198円。1回にあげる量が150gとして、1回29.7円!?
値段が安いのはいいことですが、パッケージ代金や運送費などを引いて、一体、素材にいくらかけているんだろうと考えると、ちょっと怖いですね。
考えてみてください、食べて、栄養のある、安全な食材で、1kg200円以下のものって、みなさんの身近にどれだけあるでしょうか?(お米だって1kg300円、安い鶏肉だって1kg400円前後はしますよね)
加工前の食材ですらそうなのです。原材料を加工し、包装し、輸送し(海外産の場合は、海の上をコンテナで何ヶ月もかけて運ばれてきます!)、お店の店頭に並び……それぞれにコストがかかります。「食べて健康になる」素材を使えるものでしょうか???
現在市販されているドッグフードの全てがそうだ、とは言いませんが、中には、粗悪な材料を使って、「ドッグフード=犬のごはん」として製作、販売しているところもあるのです。
それでも、まったく問題なく販売できているのです。理由は簡単です。
「ドッグフードは食品として認識されていません」
だから、それを取り締まる法律もなく、人間では使わないような有毒な化学合成添加物を付与できたりするのです。(日本の法律では、ドッグフードは「雑貨」扱いとなります!)
もちろん、大量生産し、大量流通させることによるコストダウンもあるかと思います。ですが、激安ドッグフードの背景には、材料とも呼べないようなものを原材料に使い、材料に関するコストをうんと下げてある、という側面もあるのです。


普通、食べ物を数日間放置しておけば、自然にカビがついたり、腐って悪臭を放ったりします。また、そうなった時は、たとえ昨日作ったものでも、食べようとは思いません。
でも、ドッグフードって、いつまでたっても腐らないと思いませんか? カビも生えません。そして、ニオイもそのまんま…。
自然に調理したものは、こんな風に自然のサイクルに反するような結果にはなりません。
不自然な防腐剤・防カビ剤、犬には色合いは必要ないのに着色料をつけたり、食いつきをよくするために、ニオイを添付する薬品を使ったり…。
何度も言いますが、全部のドッグフードメーカーさんが、こういったことを行っているわけではないと思います。
私自身、とても尊敬しているメーカーさんもありますから、「ドッグフードは悪いもの」ということを言いたいわけではないのです。
ただ、「1年、水分の多い場所に放置していても腐っていない」事実は、ナチュラルではありません。
愛犬の健康を考えたとき、ナチュラルでないものを一生あげたいと思いますか?
突然ですが、あなたにとって、愛犬とは何ですか?
「家族」「友達」「恋人」「子供」「孫」
もし、そう考えるのであれば、「人間は食べないで下さい」と但し書きしてある食事をどう思いますか?
何故、人間は食べてはいけないのでしょうか。
それは、無害であることを保証できないからです。
つまり、「無害ではないものを、犬にあげて下さい」と表示してあることと同じなのです。
大切な関係の相手に、そんなことは言えません。
ちょっと前までの「犬には残飯で十分」という考え方も、塩分などの味付けはともかく、食材としては、人が使って残った野菜クズだったり、食べ残したものだったりしたわけですから、「人が食べられない」ものではなかったのです。
人だから、犬だから、ではなく、食べられるか、食べられないか、そういった考え方で、食事を考えてゆきたいと思っています。

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